2016年8月22日月曜日

青春の一枚!



オイラの青春の一枚であるBLue Rondo Ala Turkのデラックス・エディションなるCDが出ているのは、知らなかった。普段はワールドものしか意識してないからなぁ、今さらどうでもいい作品だけど、オイラの青春の一枚なので購入した。

思えば、THE JAMの解散は「なんちゃってMODS」を気取っていたオイラにはそれなりにショックだった。でもなぁ、「MODなバンドにホーンズを入れるのは、反則だろ」と思っていたオイラの前に登場したのがこのバンドだった。ズート・スーツに身を包み、なんちゃってラテン音楽を...世間はちょっとファンカラティーナも受け入れていた。

ズート・スーツと言えば、キャブ。そんな情報はあったのか、オイラはこのインチキ野郎たちにハマった。歌は下手、ノリだけでのラテン・テイスト。当時は、そう思った。スタイル・カウンシルがオサレで気持ち悪くなってたから余計に拍車がかかったのだろう。

自身の勢いが頂点に達して、83年にロンドンへ行く。目的はBLue Rondo Ala Turkのリーダー、クリス・サリバンがやっているクラブ「WAG CLUB」へ行くことだった。 どうやって行ったか覚えてないが、とさか頭のパンクス(わざと)にいろいろ聴いて辿りついた記憶がある。

クラブ店内では、かかる曲がほとんどラテン・ジャズ。ノーザン・ソウルやSKAをかじっていたなんちゃって野郎には未知の世界だった。しかも、かかる曲をピンクのズート・スーツを着て踊る店員が眩しかった。帰国後、原宿の「赤富士」をはじめ、ピンクのズート・スーツを探し始めた。

このグループはその後、 BLue Rondoとマット・ビアンコに分裂していくのだが、その頃には既にオイラにはワールド・ミュージックの波が押し寄せていた。なんちゃってじゃなく、のラテン音楽、そして様々な国の音楽がオイラを刺激してくれるのであった。

今回この デラックス・エディションを聴いて。もはやCD2のRIMIXはいらないだろう。ほぼ、マット・ビアンコのノリやん。今の時代にやることではないと思うが。30年前ならともかくとして...


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