2015年1月10日土曜日

エル・スールレコーズ隅々見聞録 4

 
 
1/9日、結局、エルスールがOPENしたのは17:20分だった。店長、お風邪をめしていますた。
 
取り置きをしていたアルジェリアの大好きな歌手AIT MENGUELLET(左下)を取りに行ったのだが、意外な発見物があって、約50分待って入店した甲斐があった。
 
TTM(右下)はテティ・スパンガット、マミエッ・プラシトリスミ、トゥティ・マルヤティの3人による熟女クロンチョン・アルバム。TUTI MARYATI / ALBUM KERONCONG ABADI VOL.1はナイスなアルバムだったし。ジャケもいいんだよなぁ、オイラ、クバヤ着た熟女大好きだからね。まぁ、知られた曲が多いけど。オイラが注目したのはKoko Tholeが作曲、アレンジャーで参加していること。インドネシア音楽ファンには90年代~00年代初頭までポップ・ジャワの良質なアルバムを発表していたことでも知られていた人物。その後、音沙汰なしだったが、たまたまyoutubeで観たインドネシアTV番組 “グビャール・クロンチョン”(TVRI)の動画で彼の演奏(キーボードだったかな)を見て、「お、まだ頑張ってるやん、アルバムださんか!」と何年も思っていた。本作では2曲で参加。8曲目の″Keroncong Goyang"は彼らしい曲だ。ほか、アレンジャーは2人。歌手の歌唱力は申し分ないから、こういう知られた曲のアルバムはアレンジャー次第、まずまずの出来だと思う。
 
Mizikopeyi(上)はLIVE DVDで、Tony Chasseurと Thierry (Piano)によるjazz créole Big Bandだ。ビギンもあればチ・エミールやユジーヌ・モナの曲を歌ったBeleな曲もある。スタジオ盤があるのかしらないが、統率のとれたBig Bandのライブは楽しい。店長も言っていたが、Tony Chasseurが時折、ティト・ロドリゲスに見えるのも面白い。しかし、Tony Chasseur歌うまくなったなぁ、MALAVOI日本公演の時は、「ズーク界の貴公子」ナヨナヨ系だったけど、オヤジになって魅力が増した。ポスト・ラルフ・タマールと言っても過言ではない。ボーナスでMV付。
 
 
 
 
さんざん迷ってパスしたのがコイツ。2010作(右)はよかったんだけどなぁ。まず、ジャケがいや。なんちゃってプリンスというか、下品というか。1曲目のカダンスみたいな曲は笑い、MALAVOI風の曲もあったりもしたけど、決め手になる曲がなかったのが残念。次作に期待したい。
 
やっぱりAIT MENGUELLETが一番いいってことよ。
 
 
 

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